2.1. 生物学と社会 : 水の中のフッ化物
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虫歯現象の理由の1つは、飲料水や歯磨き粉などにフッ化物を含む物質が配合されていることにある エナメル質は生きているわけではないが、口内の細菌類を含むダイナミックな生きている系の一部 これらの口腔細菌は、歯の表面を覆うプラークという食物や唾液や死んだ細胞からなる粘性の複合物の中に生息している これらの細菌は増殖する時に酸を分泌して歯の表面を溶解し、痛みを引き起こし、やがては歯を無くしてしまう フッ化物は2つのやり方で虫歯を防ぐ
口腔細菌の代謝に影響を与えること
歯の表面の失われたミネラル分の補給の促進
虫歯を予防する最もゆおい方法は、頻繁に少量のフッ化物にさらすこと
食事でフッ化物を摂取するにはどうすればよいか
フッ化物は近くに含まれるありふれた物質
地下水が地殻を通して流れると他のミネラルとともにフッ化物を飲料水にもたらす
地域によってはこの自然のプロセスが十分なフッ化物を飲料水にもたらす
米国や他の先進国の奥の地域では、フッ素が添加されている
日本では実施されている例もあるが、まだ議論されてる
フッ化物は歯磨き粉や口腔洗浄剤などによく添加されている
フッ化物や他の物質を溶解できる水の能力は、地球の生命にとって水が必須である特徴の一つ 実際、水分子は生命を維持するのに必要な多くの化学反応に関わっている 生き物は最も根源的なレベルでは化学システムといえる
生物学を理解するには化学の知識が必須といえる